新品だとそれなりの値段がするレコード・プレーヤー。
現在は高音質なものだと売れる数も少ないのでそれなりに高価です。
新品ならテクニクスの旧SL1200シリーズがリーズナブルで一番良かったのですがもう製造中止(涙)
というわけで「中古でいい物がないかなあ」と思っている方にお薦めのレコード・プレーヤーを紹介したいと思います。
今回は
Pioneer PL-50/PL-50L
エクスクルーシブの超弩級重量級プレーヤーP3のデザインや技術を継承した当時の中級機でパイオニアらしい正攻法で仕上げたコストパフォーマンスに優れたレコード・プレーヤーでした。
モーター底部にあったローターの支点をターンテーブルのすぐ下に移動させ重心と支点の位置をほぼ一致させることにより回転精度を追求したSH・ローター方式モーターを採用。
起動トルク1.6kg-cmのクォーツPPL DCサーボ・ホール・モーターと、330kg-cm2の慣性質量をもつ直径31cmの大型ターンテーブルを採用。針圧200gの負荷に対しても回転数変動を起こしません。
アームは実効長250mmのロングタイプアーム、低域共振の抑制と高感度とを同時に実現するためのオイル制動方式(オン/オフが可能)が採用されています。
キャビネットの重さは15kg。
型番の最後にLがつくモノは当時新開発のムービングコイル方式サイレントリフトアップ機能を搭載したタイプです。
当時の価格はPL-50が8000円(1979年)、PL-50Lが85000円(1980年)。
発売当時10万円以下のレコードプレーヤーの中でハイ・コスト・パフォーマンスを誇る銘機でした。
後継機にPL-50L IIがありますが中身を少しけちっているのでお薦めは初代。
レコード全盛期だけあって売れた数も多く価格もこなれているため個人的にはオーバー・ホールがしてあって完品で50000円 ~ 60000円くらいが妥当なような気がします。
現状渡しでしたら80年頃のプレーヤーですので20000円 ~ でしょうか。
気になる方は是非オーディオ店やネットでチェックしてみて下さいね。