レコードのクリーニング方法 / 木工用ボンド・パックを試してみよう!


レコードのクリーニングっていろいろな方法がありますよね。
自分が知るかぎり格安で一番綺麗になるのは木工用ボンドパックです。
昔は洗浄液を使ってクリーニング、超音波洗浄機でクリーニング、それでもだめなら木工用ボンド・パック、そして再度超音波洗浄機で洗浄していました。
木工用ボンド・パックはホントに綺麗になります。
ただこの方法には問題があると言われる方もいますのでその点が気になる方はこのクリーニング方法はパスしてください。
この記事をを上げる前に私が12年程前にこの方法でクリーニングしたレコードをチェックしましたが音は全く問題ありませんでした。

今回はその方法をできるだけ詳しく説明したいと思います。

もちろん使うのはたった一つ、木工用ボンドです。
クリーニングする前にそのボンドできちんと剥がれるか駄目なレコードで確認してください。
アセテート盤にはダメな方法ですので絶対にやらないでください。

まず最初に汚れが酷い物は汚れを落として下さい。

最初はこんな感じでした。

塗布する量はこのくらい。多いと乾くのに時間がかかります。

指でのばしていきます。

塗布する厚さはこのくらいで充分です。

内側のデッドワックスの部分と外側のリード・インの部分は少し厚めに塗った方が後に剥がしやすいです。
レーベルには絶対塗らないで下さい。剥がれちゃいますよ〜。

左が20分後、右が50分後です。

すべてが透明になったら剥がします。

外側から剥がす方法と内側から剥がす方法がありますが今回は外側から。
まず爪でボンドの部分を浮かせます。難しい場合はピンで押し上げて下さい。
その際にはレコードを傷つけないようにしてください。

外側から内側に向かって丁寧に剥がしていきます
内側に到達したら溝と平行にすべて剥がしていきます。

こんな感じに少しボンドが残ると思います。
今回はサンプルのため音溝の上に残しましたができるだけ音溝にはボンドを残さないで下さい。

盤に残っているボンドをテープで剥がします。
今回はスプライシング・テープを使用しました。古いテープや100均などで買った安いテープは使用しないで下さい。
駄目なテープを使用すると盤にテープの糊がついてしまう可能性が大きくなります。

完成です。綺麗になりました。

恐れ入りますが自己責任でお願いします。
失敗、その後の経年変化については責任が持てませんので何卒ご了承下さい。

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